自然環境の中には、善玉菌や悪玉菌など様々な微生物が生息し、互いに影響しあっています。そして、最近の研究では、野菜や家畜・魚類などが、自分に利となる微生物を、自身の周辺に生息させることが分かってきました。また、これら動・植物の活力が低下したときには、悪玉菌が増えることも判明しています。蜂と周囲の環境微生物との間にも、同じようなかかわりがあります。
また、蜜蜂は、植物や飲用水(河川水など)に付着、または含まれている農薬や合成化学肥料等に接することの多い生物です。これらの物質は、巣中の微生物(群)のバランスを崩すことがあり、蜂の活力にも影響します。
シュウドモナス菌MS-1株をふくむ「スーパービー」は、餌として給与、または散布する飼料です。給与・噴霧後に、生菌が巣箱の中で環境微生物として分布することによって、蜂に適した飼育環境が期待できます。
「スーパービー」は、長期間(3年)の動植物への給与や施肥の試験を行い、その安全性が確認され、2009年に混合飼料として届出をしました。